人は何の為に生まれ何の為に生きるのだろう……僕とあなたの生きる道。   幸せの秘密を知りたい人は「青い鳥」を、悟りの平安を知りたい人は「黄金の果実」を探してみて下さい。「映画」はネタバレ有、ご注意を。

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ショーシャンクの空に(1994年)
理不尽と暴力の渦巻くショーシャンク刑務所での人間模様。無実の罪で30年余も投獄された元大銀行副頭取のアンディは、それでも最後まで希望を失うことはなく・・・だが「必死に生きるか、必死に死ぬかだ」と言い残してある日忽然と姿を消した。

心に音楽を。音楽は希望の象徴だ。アンディはこの希望を胸に、古い慣習を壊し変えていく。そして忍耐と努力は周りの皆の心の壁をも打ち砕いていった。
無実の罪で投獄、これほどの試練はそうはあるまい。だが誰にも大なり小なり困難は付き物だ。生きるということはそういうことだ。いかに困難を乗り越えてゆくか、そこが肝心なのだ。
しかしそんなアンディに、親友となった調達屋レッドは言う。夢や希望を持っては刑務所では生きていけない。希望は危険だと。現実を見つめろと。
それは確かにそうかもしれない。希望があれば絶望も生まれるのだから。
だが、アンディの抱いていた希望とはそうした儚いものではなかった。「必死に生きるか、必死に死ぬか」。これは選択肢ではない。それはまさに現実をとことん見つめるということなのだ。そこには生きるも死ぬもない。そのとき生きるも死ぬも超越して「私はここにありき」。それこそが本当の希望なのだと思う。
そして彼は生きた。レッドも最後にはそこに気づくことができた。

一方、50年間を刑務所で過ごした図書係の老人は、仮釈放されて自由を手にした途端、自殺してしまった。
刑務所の壁。その壁を最初は憎むがやがて慣れ最後にはそれがないと不安になるという。壁の内側にいる限りは安心なのだと。
老人は壁のない不安に耐えられなかったのだ。
刑務所の壁は心の壁と同じだと思った。自分を守るために築いた心の壁は、だが他者を排除し自己を孤立させる諸刃の剣。その中での安心は変化を嫌う。それはやはり偽りの安心だ。生きるということは変化し続けるということなのだから。
壁に穴を掘る作業には不安や恐怖が付き纏うだろう。だがそれに耐え忍んでやり通した者にだけ祝福は訪れる。広大な空を見上げることができる。

「更生なんてない」。調達屋レッドのこの言葉も印象的だ。
悪かった人間が反省して良い人間に変わるわけではない。過去の罪や後悔は一生消えることなく、背負い続けていく十字架なのだ。良いことも悪いこともすべてひっくるめて「私」なのだ。私の「人生」なのだ。
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コメント
この記事へのコメント
名作!
公開からちょうど10周年ですね。今見ても改めて感動します。
ボクの中ではいつまでも心に残る名作です。
こちらにTBさせて頂きますね。よろしかったらボクのブログにもTB&評価のコメントお待ちしてます。
2005/05/31(火) 10:55:58 | URL | かんすけ(シアフレ.blog) #mQop/nM.[ 編集]
映画から学ぶ
昔は純文学から「生き様」を学ぶものでしたが、現代は映画から学べる機会が増えました。最近は漫画から学ぶ人が多くなっているかも・・・私もその一人(笑)
2005/05/31(火) 13:01:12 | URL | マンゴー #W8W63bPo[ 編集]
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心理療法(カウンセリング)を、再開することにしました。何故、心理療法を始めるのデスカ?キッカケの一つは、マンゴーさんに、貰いマシタ。マンゴーさんのレビューされている『ショーシャンクの空に』『素晴らしき哉、人生!』私も、この2作は、観てマス。心打たれる作
2005/05/08(日) 13:17:17 | 脱鬱ブログ
ショーシャンク刑務所で生きる男たちのさまざまな人間模様を描いたヒューマン・ドラマ。 僕が大好きな映画の一本です。 誰しもが絶望し生きる希望をもなくすような状況下で、無実を主張し長い年月を経ても尚、決して希望を捨てない信念の強さに心を打たれました。 希望を
2005/05/31(火) 10:53:13 | シアフレ.blog
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